品詞分解・解説

高校古典

【品詞分解】帰京(『土佐日記』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。(1)京に入り立ちてうれし。① 京に入り立ちてうれし。都に入って嬉しい。京=[名]に=[格助]動作の帰着点入り立ち=[動]タ四「入り立つ」用て=[接助]単純な接続うれし=[形]シク「うれし」止② 家...
高校古典

【品詞分解】門出/馬のはなむけ(『土佐日記』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。(1)男もすなる日記といふものを、……① 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。男も書くという日記というものを、女〔の私〕も書いてみようと思って、書くのである。男=[名]も=[係助...
高校古典

【品詞分解】弓争ひ/競べ弓/競射(『大鏡』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。(1)帥殿の、南の院にて、……① 帥殿の、南の院にて、人々集めて弓あそばししに、この殿渡らせ給へれば、帥殿(=藤原伊周)が、南の院で人々を集めて弓の競射をなさったときに、この殿(=藤原道長)がいらっ...
高校古典

【品詞分解】中納言参り給ひて(『枕草子』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。(1)中納言参り給ひて、……① 中納言参り給ひて、御扇奉らせ給ふに、中納言(=藤原隆家)が〔中宮定子のもとに〕参上なさって、御扇を差し上げなさるときに、中納言=[名]参り=[動]ラ四「参る」用/参る...
高校古典

【品詞分解・解説】丹波に出雲といふ所あり(『徒然草』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。① 丹波に出雲といふ所あり。丹波の国に出雲というところがある。丹波=[名]に=[格助]場所出雲=[名]と=[格助]引用いふ=[動]ハ四「いふ」体所=[名]あり=[動]ラ変「あり」止② 大社を移して、...
高校古典

【品詞分解・解説】つれづれなるままに(『徒然草』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。① つれづれなるままに、日暮らし硯に向かひて、手持ちぶさたなのにまかせて、一日中硯に向かって、つれづれなる=[形動]ナリ「つれづれなり」体ままに=[連語]日暮らし=[副]硯=[名]に=[格助]動作の...
高校古典

【品詞分解・解説】東下り(『伊勢物語』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。(1)昔、男ありけり。……① 昔、男ありけり。その男、身をえうなきものに思ひなして、京にはあらじ、東の方に住むべき国求めにとて行きけり。昔、男がいた。その男は、〔自分の〕身を役に立たないものと思い込...
高校古典

【品詞分解・解説】芥川(『伊勢物語』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。(1)昔、男ありけり。……① 昔、男ありけり。女のえ得まじかりけるを、年を経てよばひわたりけるを、からうじて盗み出でて、いと暗きに来けり。昔、男がいた。女で、〔男が〕妻にできそうになかった女を、長年...
高校古典

【品詞分解・解説】児のそら寝(『宇治拾遺物語』より)

現代語訳と品詞分解の読み方・凡例はこちら。(1)今は昔、比叡の山に児ありけり。……① 今は昔、比叡の山に児ありけり。今となっては昔のことだが、比叡山の延暦寺に児がいた。今は昔=[連語]比叡の山=[名]に=[格助]場所児=[名]あり=[動]ラ...