【品詞分解】門出/馬のはなむけ(『土佐日記』より)

土佐日記_門出 高校古典
【原文・現代語訳】門出/馬のはなむけ(『土佐日記』より)
(1)男もすなる日記といふものを、…… 原文 ①男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。 ②それの年の十二月の二十日余り一日の日の戌の時に、門出す。③そのよし、いささかにものに書きつく。 現代語訳 ...

(2)ある人、県の四年五年果てて、……

① ある人、県の四年五年果てて、例のことどもみなし終へて、解由など取りて、
ある人が、国守の任期の四、五年が終わって、所定の事務引き継ぎもすっかり終わらせて、解由状などを受け取って、

ある=[連体]
=[名]
=[名]
=[格助]連体修飾格
四年=[名]
五年=[名]
果て=[動]タ下二「果つ」用
=[接助]単純な接続
=[名]
=[格助]連体修飾格
ことども=[名]
みな=[名]
し終へ=[動]ハ下二「し終ふ」用
=[接助]単純な接続
解由=[名]
など=[副助]例示
取り=[動]ラ四「取る」用
=[接助]単純な接続

② 住む館より出でて、船に乗るべき所へわたる。
住んでいる官舎から出て、船に乗ることになっているところへ移る。

住む=[動]マ四「住む」体
=[名]
より=[格助]動作の起点
出で=[動]ダ下二「出づ」用
=[接助]単純な接続
=[名]
=[格助]動作の対象
乗る=[動]ラ四「乗る」止
べき=[助動]当然/予定「べし」体
=[名]
=[格助]方向
わたる=[動]ラ四「わたる」止

③ かれこれ、知る知らぬ、送りす。
あの人やこの人、知っている人も知らない人も、見送りをする。

かれこれ=[名]
知る=[動]ラ四「知る」体
知ら=[動]ラ四「知る」未
=[助動]打消「ず」体
送り=[名]
=[動]サ変「す」止

④ 年ごろよくくらべつる人々なむ、別れがたく思ひて、
長年たいそう親しく付き合った人々は、別れづらく思って、

年ごろ=[名]
よく=[形]ク「よし」
くらべ=[動]バ下二「くらぶ」用
つる=[助動]完了「つ」体
人々=[名]
なむ=[係助]強意(結びの語:消滅)
別れがたく=[形]ク「別れがたし」用
思ひ=[動]ハ四「思ふ」用
=[接助]単純な接続

⑤ 日しきりに、とかくしつつ、ののしるうちに、夜更けぬ。
一日中、あれこれ世話をしながら、大騒ぎをするうちに、夜が更けてしまった。

=[名]
しきりに=[副]
とかく=[副]
=[動]サ変「す」用
つつ=[接助]動作の並行
ののしる=[動]ラ四「ののしる」体
うち=[名]
=[格助]時
=[名]
更け=[動]カ下二「更く」用
=[助動]完了「ぬ」止

⑥ 二十二日に、和泉の国までと、平らかに願立つ。
二十二日に、和泉の国まではと、無事であるように神仏に祈願する。

二十二日=[名]
=[格助]時
和泉の国=[名]
まで=[副助]範囲
=[格助]引用
平らかに=[形動]ナリ「平らかなり」用
=[名]
立つ=[動]タ下二「立つ」止

⑦ 藤原のときざね、船路なれど、馬のはなむけす。
藤原のときざねが、船旅であるけれど、馬のはなむけ(=送別の宴)をする。

藤原のときざね=[名]
船路=[名]
なれ=[助動]断定「なり」已
=[接助]逆接の確定条件
馬のはなむけ=[名]
=[動]サ変「す」止

⑧ 上・中・下、酔ひ飽きて、いとあやしく、潮海のほとりにて、あざれあへり。
〔身分の〕高い人も、中流の人も、低い人も、みなすっかり酔っぱらって、たいそう不思議なことに、〔塩のきいている〕海のそばでふざけあっている。

=[名]
=[名]
=[名]
酔ひ飽き=[動]カ四「酔ひ飽く」用
=[接助]単純な接続
いと=[副]
あやしく=[形]シク「あやし」用
潮海=[名]
=[格助]連体修飾格
ほとり=[名]
にて=[格助]場所
あざれあへ=[動]ハ四「あざれあふ」已
=[助動]存続「り」止

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